情景を波及させる、Masaya Wadaの歌声
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はMasaya Wadaをご紹介します。
経験をすべて歌にこめて
最近、いろいろな業界でキーになるのは“専門性の掛け合わせ”だと叫ばれているが、それはアーティストにも言えることかもしれない。複数の知識を持ち得るからこそ生み出せるものが、今は世の中に渇望されている。そんな現代において、Masaya Wadaはもっと評価されるべきミュージシャンではないだろうか。
作詞作曲はもちろん、アレンジやプロデュース、レコーディングまで自ら手掛ける彼。最近ではFixional Citiesとしての活動も開始し、表現の幅を柔軟に広げ続けている。
そんなWadaのプレイヤーとしての魅力は、グルーヴィーかつセクシーな歌声だ。一方的に押すだけ引くだけにならないボーカルは、波を描きながら独自のリズムで浸透していく。また、芯に透明感を持ったスモーキーな声質も聞けば聞くほどくせになる。いろいろな肩書と共に吸収したノウハウが、自身の歌声に詰まっているのだ。
先日配信が開始された「Different Beat」は、2019年12月にリリースされた作品。イントロとサビのリズムの対比が鮮やかで、とどまることなく常に音が回転していく感覚がとても心地よい。彼が描く音の波も十分に感じることのできる1曲だ。
●こんなアーティストが好きな人におすすめ●
・向井太一
・SIRUP
・THREE 1989
・ReN