等身大を届ける、カタオカセブンの歌

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はカタオカセブンをご紹介します。

虚勢や見栄を越えて

“等身大の○○”というのは、よく見る表現のひとつだ。しかし、その等身大は本当に等身大なのだろうか。誇張も虚飾もないありのままの姿なのだろうか。自分を的確にとらえることは、思いのほか難しい。もし少しでも胸のなかに突っかかりを感じたなら、ぜひカタオカセブンに触れてほしいと思う。

彼は兵庫県出身のミュージシャンだ。2010年には3ピースバンド、LONELY↑Dのメンバーとしてメジャーデビュー。2011年の解散以降は裏方として活動しつつ、ソロアーティストとしてのキャリアを重ねている。
カタオカセブンの魅力は、虚勢や見栄を越えた自然体な姿だ。メジャーデビューという経験を経たからこそわかった、本当に伝えたいことや自分自身が作品に惜しげもなく落としこまれている。それゆえに、彼の音楽は温かな柔らかさとエッジな鋭さが両立しているのだ。

先日配信が開始された『フォークとロック(arrival 2020)』は、2014年にリリースされた1stアルバムにボーナストラックを加えたもの。等身大とはどういうことなのか、改めて考えさせられる1枚だ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・フジファブリック
・忘れらんねえよ
・ナードマグネット
・グッナイ小杉