時を経ても色あせない、Clamsのポップセンス

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はClamsをご紹介します。

ノイジーな音も空にとばして

魅力的な音楽に出会うと、いい曲はずっと鳴り続けるし、いいアーティストはずっと続いていくと思ってしまいがちだ。しかし、永遠なんてものは存在しないのだと、解散してしまった素敵なアーティストに出会うと痛感する。Clamsもまた、そう感じさせるバンドのひとつだ。

彼らは2001年9月に大阪で結成し、2003年11月に解散。活動期間は約2年と長くないにも関わらず、雑誌やラジオなど各メディアで取りあげられ、時のアーティストとなった。
Calmsの魅力は、ポップセンスに溢れた楽曲と近未来を感じる世界観だ。シューゲイザーならではの轟音ギターでサウンドを押しつぶすことなく、浮遊感ある声と調和性の高いキャッチーな音楽を紡いでいる。

先日配信が開始された『Sakura River Neo』は、2003年10月にリリースされた作品にボーナストラックを追加されたもの。ドリーミーかつキュートな、コンセプトが一貫したアルバムに仕上がっている。ノイジーなシューゲイザーが苦手な人にも聴きやすいので、ポップスを好む人などにも聴いてほしい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・スーパーカー
・死んだ僕の彼女
・For tracy Hyde