ソロとして魅せる、田中タリラの中毒性
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は田中タリラをご紹介します。
個人だからできるソリッドさ
人にはいろいろな側面が存在している。会社にいるときの顔も、家族といるときの顔も、恋人といるときの顔も、全部違って全部本人だ。だからこそ、ミュージシャンがいくつも表現チャネルを持っているのは、なんら不思議なことではない。田中タリラもまた、二面性のあるミュージシャンである。
彼はDannie Mayのメンバーとしても活躍しているトラックメーカーだ。マイケルジャクソンに衝撃を受け、音楽の道を目指したということもあり、以前所属していたユニットではパフォーマーを務めた経歴も持つ。
バンドとしてはソウル・ファンク調の楽曲を展開しているが、ソロでの作品はもっとソリッドでクール。最初は違和感を覚えるかもしれないが、聴いているうちに癖になってしまうような、中毒性の高い音楽を作っている。個人プロジェクトだからこそできる、思うかっこいいを詰めこんだ音を鳴らしているのだ。
先日配信が開始された「ヒットナイトミュージック(欲望の)」は、田中タリラのソロデビューを飾る1曲。DTMを始めて3年経っていないとは思えない、彼自身の色を強く感じるナンバーに仕上がった。