言葉の説得力を増す、GLIRUSの飾らなさ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はGLIRUSをご紹介します。

飾らずとも魅力的

今年の3月、数々の音楽人を生み出してきた音楽学校メーザー・ハウスが閉校した。熱量の発信源が減ってしまうのは心苦しいことだが、そこに根付いた魂は今も生徒たちの心のなかで息吹いている。ゴリラ系を自称するガールズバンド、GLIRUSもそのひとつだ。

彼女たちは、2018年1月より始動した3ピースだ。ライブ本数は少ないながらも、「エマージェンザ 2019」では決勝に出場するなど、その実力を発揮しつつある。
GLIRUSの魅力は、素朴さが残る雰囲気とヒリヒリするサウンドだ。“こうしなきゃいけない”という社会の押し付けに染まらない飾らなさは、彼女たちの言葉が本音であることを力強く後押しする。そして、奏でられるアンプ直の生々しいサウンド。魅力的な人はTシャツとデニムだけで決まってしまうように、実力があるGLIRUSもありのままで魅力的なバンドなのだ。

先日配信が開始された『ハサミの使い方』は、彼女たちにとって1stミニアルバムとなる作品。疾走感と切なさを行き来する、白黒なんてつけられない、等身大の感性に触れてほしい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・Hump Back
・SHISHAMO
・the peggies