まさかの世界を結ぶ、ティンカーベル初野のセンス
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はティンカーベル初野をご紹介します。
未知なる才能
多くの場合、ルーツとなる音楽を当たるのは、アーティストを紐解く鍵のひとつになる。“いつ、どんな音楽を聴いていたか”という影響は、歌詞やサウンド、メロディーなど、意識であれ無意識であれ作品に反映されてしまうものだ。しかし、ティンカーベル初野という男に関しては、そういった考察をすることが無意味な気がしてならない。
彼を一言で表すなら、まさしく突然変異だ。幼い頃は親の影響でQUEENを聴き、中学ではアニオタへ転身、BECKに憧れてバンドを始めたかと思えばロキノンを通り洋楽畑へ。そして今は、ハロプロ研修生を敬愛するハロオタだ。
そんなティンカーベル初野が得意とするのは、愛を持ってご年配をディスるブラックユーモアソングである。どこから来たんだ、その発想は。サウンドも散々駆け抜けてきたバンドものではなく、最先端のトロピカルハウスやニュージャックスイングときた。決して交わることがなかった世界戦を結び付けてしまう、ぶっ飛んだクリエイターこそティンカーベル初野なのである。
先日配信が開始された「裸なのです」は、『笑顔』のフェイクトラックを作成していたら上手くできすぎてしまいフルで制作することになった1曲。彼としては初となる、高齢者が出てこないナンバーだ。曲作りからデザインまで注がれたティンカーベル初野の溢れ出る才能に触れてほしい
●こんなアーティストが好きな人におすすめ●
・岡崎体育
・キュウソネコカミ
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