リリックを彩る、京 keiのフロウ

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回は京 keiをご紹介します。

言葉が届く歌い方を

今も昔も素晴らしいミュージシャンを輩出し続けている、京都。10-FEETやくるりなどバンドの印象が強いかもしれないが、ソロのミュージシャンも決して見劣りしない。2000年生まれの京 keiは、関西からヒップホップを切り開いていくラッパーだ。

毒気の強い歌詞で、真っ直ぐなフロウをかます彼。赤裸々な言葉が魅力的なのはもちろんだが、その真髄はリリックによって繰り出しかたが変わるフロウではないだろうか。
思い出や情景を描くときは甘い声で優しく語りかけ、宣言や意見をするときは凄みのある声で抜群のインパクトを残す。ビートや伝えたいことによって適宜伝え方を考え、一番響くものを選ぶラッパーこそ京 kei なのである。

先日配信が開始された『Now loading』は、2nd EPとしてリリースされた作品。えげつないフロウを3人のプロデューサーと共に繰り出していく。強気に挑戦していきたいときに耳にしたい1枚だ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・空音
・Rin音
・Gokou Kuyt