Super Ganbari Goal Keepersが描く、青春の影

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSuper Ganbari Goal Keepersをご紹介します。

植物系の理解者

「青春は爽やかで甘酸っぱくて眩しいもの」なんて、誰が決めたんだろう。一番多感な時期、黒歴史を生み出すこともあれば、人気者を遠巻きに眺め「自分とは違う」と卑屈になることだってある。肉食系はおろか、草食系にすらなれない植物系。そんな人たちに寄り添ってくれるアーティストこそ、Super Ganbari Goal Keepersだ。

そもそもSuper Ganbari Goal Keepersは、ショウヘイマン(Vo./Gt.)が自身で作詞・作曲した曲を演奏するために結成したバンドだ。そのため、楽曲にもバンドの放つ雰囲気にも彼の意志が強く反映されている。
ゴテゴテなマチョイズムのロックンロールよりどこかなよっとしたギターポップが好ましいし、勢いで盛り上がるよりもロマンティックなメロディーで聴かせたい。ミーハーにさ刺さらないかもしれないが、クラスで1人は必ず好きな人がいるような、青春の影を描いた音楽こそ彼らの真髄なのである。

先日配信が開始された『Dodometic Youth』は、2018年にリリースされた1stアルバム。どんな時代にも共通する青春の苦悩を描いており、時が経っても色あせることのない1枚だ。流行をハックするような音楽に疲れた人にも、ぜひ耳にしていただきたい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・銀杏BOYZ
・忘れらんねえよ
・デュフフ★こんぱにおん