Miss Shawshankが鳴らす、希望への一歩

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はMiss Shawshankをご紹介します。

今日を積み重ねて。

「後悔しない日なんてないさ」。これは、映画「ショーシャンクの空に」で放たれたセリフのひとつだ。今の自分は昔の自分の積み重ねでしかない。だから私たちは、未来へ向けて今を生きるしかないのだ。2020年、東京で結成されたMiss Shawshankにも、そういった心粋が宿っているように見えた

彼らは、ボーカルの網走ノ裕希とギターの宮田ジュンによるユニットだ。90年代のポップスを彷彿するキャッチーな楽曲とエモーショナルな歌詞を基調とした音楽を展開している。
網走ノの歌声は透明感が高く、ずっと聴いていても疲れることがない。水のように当たり前に、そして自然に心身へ染みこんでいく。そんなボーカルに聴き惚れていると、こだわりの詰まったギターがじりじりと迫ってくるのだ。何もソロだけがかっこいいわけではない。一切妥協してないフレーズは、サウンドの一部であっても強烈な個性を放っている。

先日配信が開始された『Miss Shawshank』も、そんな彼らの魅力が十分に詰まった作品だ。8月5日に発売された1stアルバム『WORLD END No.7』から、選りすぐりの4曲が収録されている。次なる希望へ向けて一歩踏み出した、2人（プロデューサー加えて3人）の決意に触れてほしい。