ろ過して届く、あめnoteの音

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はあめnoteをご紹介します。

吸収したものを自分たちの色で

人生で影響を受けたものというのは、知らず知らずのうちに自分から零れ落ちてしまう。話し方や仕草、行動など、「影響を受けた」と意識していないところまで、その片鱗は顔を覗かせる。あめnoteが紡ぐ音楽は、まさしくそんなインフルエンスの集合体だ。

彼らの楽曲は、聴けば聴くほど様々なアーティストが顔を覗かせる。サスティンの短いキーボードはヨルシカやYOASOBIが香るし、跳躍のあるボーカルはKing Gnu、日常を見つめるようなリリックはBUMP OF CHIKCENに重なっていく。
吸収してきた楽曲やアーティストを器用にミックスし、自分たちの音として発したものこそ、あめnoteの作る音楽なのである。

先日配信が開始された「嫌いだ」は、作詞・作曲を手掛けるnegle.の自己嫌悪から生まれた1曲。“人生のエンドロールいらないものは全部消したい”という思いは、理想と現実の狭間に揺れる若者の心にフィットするのではないだろうか。