固定概念にとらわれない、SAKiのラップ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSAKiをご紹介します。
様々な色で魅せて
巷ではいまだに「ラップ=YO! YO!」のように思っている人もいるようだが、昨今はトラックもフロウも実に多彩だ。一昔前よりも自由度があがったように感じさえする。SAKiのようなラッパーが出てきたのも、そんな時代の影響もあるのかもしれない。
彼の作品は、どれを取っても違うカラーが展開されている。ロックなトラックを乗りこなしたかと思えば、アコギを基調とした浮遊感のあるサウンドにだって馴染んでいく。
さらには、各曲で柔軟なリリックを展開していってしまうのだ。「ラップは、こうでならない」という固定概念がないからこそ、できる所業なのではないだろうか。
先日配信が開始された『humanity』も、1曲ごとに景色が変わるようなカラフルな1枚に仕上がっている。声質すら操る滑らかなフロウを、ぜひ一度耳にしてほしい。