4オクターブの声域で、Menchacaが描くエモーショナル

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はMenchacaをご紹介します。

繊細なボーカルワークで魅せて

日本のアーティストが海外で活躍する事例は増えつつあるが、海外から日本にやってきて音楽をしている人はいまだ少ない。グローバル化が進んでいくのならば、いろんな国籍の人が同じステージに立つのが普通ではないだろうか。もしかしたらMenchacaは、そんな現状を打破してくれる一人になるのかもしれない。

彼はカリフォルニア州サンディエゴ出身のシンガーソングライターだ。英語と日本語の二か国語を使いこなし、日本の企業に勤めながら音楽活動を続けている。
幼少期からミュージカルやダンスに励んでいたこともあり、リズム感や歌で惹きつける技術は抜群。4オクターブの声域をホットトピックに掲げる彼だが、何よりも魅力的なのは情景を繊細に描いていくボーカルワークではないだろうか。例え英語がわからなくても、Menchacaが歌うと景色や想いが鮮やかに伝わってくるのだから。

先日配信が開始された「Vertigo」は、アルフレッドヒッチコックの名作「ヴァーティゴ」に感銘を受けて制作されたもの。エモーショナルに歌い上げられるR&Bは、一聴すると胸の奥が掴まれる。クリスマスE.Pを用意しているようなので、そちらも合わせて楽しみにしたい。