Sho Kamijoが紡ぐ、歌うギター

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSho Kamijoをご紹介します。

磨き上げられた音楽センス

憧れる夢を実現するには、幼いころから心血注いで特定の分野を極めなければいけない気がしてしまうが、現実はそうではないのかもしれない。なぜならば「高校のとき音楽の授業が嫌いだった」と公言しながらも、世界で活躍するギタリストが存在しているから。彼の名は、Sho Kamijo。幾多のアーティストのエンドロールに名を連ねるミュージシャンだ。

彼がギターを手にしたのは、14歳のころ。Leviというバンドを結成したのがきっかけだった。20歳からLAへ渡米しDoc Powellに2年半師事、帰国後は数々のアーティストと関わるなかで音楽センスを磨き上げてきたのである。
“歌うようなギター”なんて表すと凡庸で申しわけないが、Shoのプレイはまさしくそれなのだ。ひとつひとつのフレーズがブレスを吸い、情景を描き、音以上のものを紡ぎだす。ひとつ残らず歌い出す音符こそ、彼のギタープレイの魅力なのではないだろうか。

先日配信が開始された「Hey Yo I’m Calling You」は、世界的ゴスペルシンガーのSarah Teibo、Full Of HarmonyのリードヴォーカルMhiroを迎えたナンバー。パイプオルガンのように響くギター、祈りをこめて綴られるボーカルが印象的な作品に仕上がった。