ロックにこめられた、Tomoya on the Big Moonのメッセージ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はTomoya on the Big Moonをご紹介します。
ソロならではの表現を
“ヒップホップを組みこんだエモーショナルロック”と聞くと、なんとなく音楽性をくみ取れてしまい、興味がそそられないかもしれない。しかし、それをバンドではなくソロで表現している場合はどうだろう。いろいろな疑問が浮かびあがってくるのではないだろうか。
東京を拠点に活動しているTomoya on the Big Moonは、ロック×ヒップホップをソロで表現しているシンガーソングライターだ。
ルーツをLinkin ParkやONE OK ROCKに持ちながら、バンドという編成をとらないのは、作曲のアプローチがヒップホップ由来だから。彼にとっては“みんなで音を鳴らすこと”でなく“自分が伝えたい想いを形にすること”が優先事項なのだ。
気になる音楽性はというと、チェスター・ベニントンに影響されたこともあり、メッセージ性の強い楽曲が多い。自分らしく生きる葛藤や希望をロックに乗せて叫び続けるアーティストこそ、Tomoya on the Big Moonなのである。
先日配信が開始された『Vaccine for the Loneliness』は、彼にとって4thアルバムとなる作品。ポップパンクでエレクトロなサウンドを軸に、ソロであることを活かし柔軟にジャンルを横断した1枚だ。表現者たる彼の面白さに、ぜひ触れてみてほしい。