微睡んでアビーが魅せる、没入感の強い世界

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は微睡んでアビーをご紹介します。

絵本のなかに迷いこませて

ボーカルYonaと7人のクリエイターからなるアーティストグループ、微睡んでアビー。2020年12月から始動した彼らの音楽は1曲1曲が鮮やかで、色とりどりの絵本のなかに迷いこんだような感覚になる。

微睡んでアビーの核をなしているのは、キュートでエモーショナルなYonaの歌声だ。穢れを感じさせない純粋無垢なボーカルは、変な歌い方のクセもなく、どんな曲調にも自然と馴染む。
以前、彼女は「些細なことで泣いてる自分が、どうでもよくなるような曲を歌いたい」などと話していたが、没入感の高い微睡んでアビーの楽曲は、まさしくそんな作品なのではないだろうか。ただのキャッチーだけでは終わらない、繊細な美意識が彼らの音楽には根付いている。

先日配信が開始された「海の巣」は、僕と人魚の物語を歌った切ないミドルバラードだ。メロディアスなサウンドは、新たなYonaの魅力を開く。7月7日には新曲「アイビー」もリリースされるので、そちらも合わせてチェックしてほしい。