柔軟さと堅さを備えた、Laranjaのブラジリアン音楽

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はLaranjaをご紹介します。

臨機応変なアプローチを

ピアニスト山﨑陽子による、無国籍異空間をサウンドを創造するソロプロジェクト、Laranja。日本語では聞きなれない、その響きはポルトガル語でオレンジを意味するという。

幼少期よりピアノに親しみ、当たり前のようにピアニストへ憧れた山﨑陽子。高校卒業後は短期の音大へ進学し、その後はポピュラーミュージックの専門学校へ歩みを進めた。そこで出会ったブラジル音楽が、今の彼女の軸を作りあげたのである。
山﨑の魅力は、クラシック的なアプローチもポップス的なアプローチも難なく行き来できる点だ。どっちかに傾倒しすぎることなく、両方のいいところどりをしつつ、アグレッシブな演奏を行っている。

先日配信が開始された「褐色のマリア」は、毎月配信シングルの第2弾としてリリースされたもの。フィーチャリングボーカルにはブラジリアンシンガーのALICEを迎え、憂いを帯びたメロディーとソリッドなリズムがグルーヴィーな1曲に仕上がった。