加速するofuloverの決意表明

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はofuloverをご紹介します。

ロックバンドとしての誇り

神戸を中心に活動するロックバンド・ofulover。多くのバンドを輩出してきた神戸で経験を重ね、サーキットフェス「March of lover」（通称マチラバー）を主宰するなど、精力的に活動している。

彼らの名が知られるきっかけとなった曲が「自惚れ」だ。MV再生回数は100万回を突破し、彼らの代名詞的曲となった。その勢いで、2021年4月には初の全国流通盤となる1st アルバム『紡ぐ』をリリース。今年はさらに活動を加速させ、ミニアルバムもリリースされた。

その先行曲として配信された「革命序歌」は「自惚れ」の歌詞の世界観はもちろん、彼ら自身のストーリーとしても続きとなるような楽曲だ。冒頭で＜自惚れもいつかは変わっていく＞と歌うように、同じ“自惚れ”という言葉も、今の彼らにとは違う意味を持つ。言葉が持つ本来の意味である“自惚れ”から、ロックバンドが持つべき誇りである“自惚れ”に変わった時の出来事を、Vo/Gt中本がセルフライナーノーツで語っている。

そんなバンドとしての決意表明のような歌だ。忘れられない誰かや出来事に囚われることなく前へ進む彼らの革命を、この先もしっかりと見届けていきたい。