まぐろが心に届ける栄養

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はまぐろをご紹介します。

食べることと歌うこと

世の中の事象すべてがクリエイティブの動機やテーマになる。
まぐろは“フードPOP”という言葉を掲げ、独自のセンスで彼女だけの世界を広げていく。

1stEP『まぐろのおしながき』には、『憧れのラッタッタ~わらびヲ餅編~』『運命のカレ探し~ナン編~』など、さまざまな食べ物をテーマとした色とりどりの楽曲が並ぶ。
作品のコンセプトは「腹ごしらえならぬ耳ごしらえ」。
DTMを用い自ら作詞・作曲したそれらは各曲まったく異なる香りを漂わせ、私たちの聴覚と食欲を刺激する。
テーマになっている食事をイメージしたトラックは、多彩なジャンルや各国の情緒が取り入れられており、飽きることなく次の楽曲に手が伸びてしまう。
しかし、詩に注目して聞いてみると、恋愛やダイエット、SNSなど、現代を生きる私たちの悩みが「食」と言うフィルターを通してストレートに表現されていることに気がつく。

食べることは生きること。
社会の波に揺られながら悩むことも、生きること。
“フードPOP”というワードはキャッチーかつキュートでありながら、人々の心身に欠かせない栄養価を届ける力強い在り方のことでもあるのかもしれない。