MijeuaとFuturistic Swaverが放つ反骨精神

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はMijeua feat. Futuristic Swaverをご紹介します。

国境を越えて重ねる言葉と音

別名義にてモデルや俳優をはじめとした幅広い活動を行いながら、独学で音楽を学び、2020年よりソロでの活動をスタートさせたラッパーのMijeua(ミズア/水亜)。
昨年リリースした1st EP『Path to openness』の印象も鮮やかな彼女から、最新シングル『Rookie』が届いた。

今作では、日韓を超えて活躍し、昨年はTohjiやElle Teresaなどとのコラボも話題を呼んだ韓国出身のラッパー/プロデューサーであるFuturistic Swaverを客演に迎えている。
また、Saint VegaのMaybe Juiceがプロデュースを手掛けており、豪華な布陣で作り上げられた1曲になっている。

シリアスさとひとさじのキュートさを纏ったトラックに乗るMijeuaの声は儚さがあり、高音も心地よく映えているが、その印象に反して力強いリリックが耳に残る。
2020年代の現代社会に呑まれてしまわないための反骨精神を、日本語、英語、韓国語の三ヶ国語を軽やかに横断しながら紡がれるラップ。
それはFuturistic Swaverのライムとも相性抜群で、国境を越えた2人のラッパーのコラボレーションに惹き込まれてしまう。

明るくメロディアスでありながら、それぞれの芯が凛と通ったこの1曲を聞き逃しなく。