竹渕慶があえて伝える『1,000 TAKES』

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は竹渕慶をご紹介します。

見えない時間まで肯定して

SNSを見ていると、皆が完璧に見えて不安になってしまう時がある。
取り上げられるきらびやかな一瞬が全てのように思えて、自分と比べて苦しくなることだってたくさん。
そんな時代だからこそ、竹渕慶は今『1,000 TAKES』という作品を作り上げた。

コロナ禍の宅録での制作時、データのテイク数を見た仲間が「こんなに録ってるの!?」と驚いたことから、この『1,000 TAKES』のコンセプトが生まれたという。
たった1曲の歌、たった一度のパフォーマンスのその裏にある時間や努力、過程。
それは音楽というアウトプットに限ったことではなく、誰もがそれぞれの生活の中で多様な形で経験してきたものだろう。
その先で、たとえ理想通りの1テイクに出会えなかったとしても、積み重ねてきたものに意味があるはず。
強い願いを込めた竹渕慶の歌は伸びやかかつあたたかく、優しく、私たちの日々に追い風を送ってくれるようだ。

さらに、今作では、しらスタ、ずま、竹澤汀、松浦航大、マナミ、YAMOが参加したFeat. バージョンも収録されている。
これはまさに竹渕慶が繋いできた日々の結晶のようなコラボレーションになっており、よりこの楽曲のメッセージを深く感じることができるので、併せてチェックを。