じっくりと向き合いたい、五十嵐ハルの表現

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回は五十嵐ハルをご紹介します。

様々な角度から汲み取って

音楽と絵を軸として、マルチな活動を行っている五十嵐ハル。
この秋、最新作『道化』がリリースされた。

五十嵐ハルは、シンガーソングライターであることはもちろん、イラストやアニメーションによるアウトプットも大切にし、多面的な表現を続けている。
今作も作詞、作曲、歌唱はもちろん、イラスト・ミュージックビデオの制作まで全て自身で行っている。
傷ついた心情や皮肉な状況を道化師となぞらえ、歌詞もサウンドも切なさやダークさを基調としているこの楽曲。
ミュージックビデオも壊れてしまったモチーフを基調としつつ、しかし、どこか温かみを感じられるそのタッチからは、愛おしく思えていた過去へのノスタルジアが感じられるようにも思える。
繊細にこだわりを詰め込んだ彼の表現は、受け手によってそれぞれの解釈を味わえる奥深さがある。
きっと、あなたもその音楽に触れたとき、アートに触れたとき、あなただけの感想が生まれるのではないだろうか。

この『道化』は、自身でも「トップクラスに好きな曲」と話す自信作になっており、聞き逃せない作品だ。
ぜひ過去の楽曲、映像ともあわせてチェックを。