春瀬 烈がメロディーに載せる、言葉になりきらぬ想い
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は春瀬 烈をご紹介します。
余白に宿る抒情
宮城県出身のソロアーティスト、春瀬 烈。作詞作曲のみならず、MVやジャケットデザインといったアートワークまで彼はひとりでこなしてしまう。
幼稚園の頃には、姉の影響でピアノを始めるなど音楽が身近にあった春瀬。中学生になるとGarageBandを用いて作曲を開始し、高校では軽音楽部に所属しベースを担当していた。バンド解散後はボカロPとして活動するもニコニコ動画の空気が肌に合わず、腹をくくってソロアーティストへ転身したのである。
そんな彼が音楽において、もっとも心血を注いでいるのが歌詞だ。口に出すだけでは伝わらない想いをメロディーに載せ綴るamazarashiに感銘を受け、余白を残しつつもメッセージ性のあるリリックに重きを置いている。
先日配信が開始された「花浮世」は、何者にもなれない現実に苦しみつつも夢を諦められない主人公の心情を描いた作品。「何者かになりたい」ともがく若者は、思わず共感してしまう一節があることだろう。