長閑な秋を彩るさいとうりょうじの音楽
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はさいとうりょうじをご紹介します。
リラックスして楽しんで
数々のテレビやCMソングを手がけ、ギタリストとして専門誌「ギターマガジン」100人のギタリスト特集に掲載、様々なアーティストの作品へも参加するなど、多角的に日本の音楽シーンを支えているさいとうりょうじ。
1stアルバムがiTunes ブルースチャート初登場1位を獲得し、ソロでの活動も高い評価を呼ぶ彼から、この秋の最新作『ネバーエンディング静岡/MENTEI』が届いた。
アコースティックギターのサウンドを軸としたこの2曲は、どちらもあたたかく安閑で、秋晴れの空の下、芝生に寝転がるような心地良さを感じることができる。
しかし、穏やかなそのサウンドに身を委ねていると、ふと気がつく。気になる。そう、歌詞の内容が。
1曲目の『ネバーエンディング静岡』では、長距離運転中、どこまで走っても静岡県である、という日本人なら分かる人も多いかもしれないあるあるが軸になっており、2曲目の『MENTEI』では、実体験を元にしたまさかの展開が待っている。
音楽的な完成度と魅力の高さと、含蓄があるようでないようでやっぱりあるのかもしれないキャッチーな歌詞のバランスが楽しいこの作品。
ぜひ、秋の行楽や夜長のお供に聞いて欲しい。