SIMIFUNKがグルーヴで纏め上げるカオス
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSIMIFUNKをご紹介します。
ジャンルの壁を飛び越えて
東京都多摩市出身、作詞作曲・プロデューサーを務める西村大介/DUNK。2001年にバンド【SIDEKICK9】でCDデビューした後、TOYBEATSなど幾つかのバンド活動を経て、現在はソロでさまざまなメディアやアーティストへの楽曲提供を中心に活動している。
そんな彼のソロプロジェクト・SIMIFUNK。2022年より活動を開始し、より自由にDUNKの音楽を表現中だ。
4作目のデジタルシングルとなる『RUDE FOLKER』は、“オルタナティヴドラムンジャズロック”を掲げた1曲。その言葉のとおり、一つのジャンル枠に閉じ込めてしまうにはあまりにカオティックな音が溢れる作品になっている。ヘヴィな激しさをもって駆け抜けていく約3分間の中には多数の音楽的要素が詰まっており、展開も目まぐるしい。しかし、それでも見事に纏まった1曲として仕上がっているのは、その圧倒的なグルーヴに拠るところだろう。
バンド、ソロ、プロデュースほか、多様な音楽活動を続けてきた彼だからこそ表現できる世界を存分に感じられる楽曲だ。