Year After Yearが鳴らす、日常に添えたい心地よさ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はYear After Yearをご紹介します。

心も体も自然と踊る

来たる、2022年12月25日。クリスマスプレゼントのごとく始動を発表したオルタナティブロックバンド、Year After Year。結成こそ京都であるものの、県内にとどまることなく精力的に活動を展開している。

Year After Yearの音楽は、一言でいうと圧倒的に気持ちがいい。緻密に絡み合ったリズムやサウンド、人の習性を把握しているのではないかと思うリズム進行、巧みに呼吸をするグルーブ。USインディーやシューゲイザー、ブリットポップなどの要素が丁寧に組み合わせ、一番美味しい状態で音がなっているような感覚なのだ。ライブハウスで体を揺らすことはもちろん、日常のなかでキッチンドランカーをしながら身を委ねるのも最高に違いない。

先日配信が開始された「All Slides」は、Year After Yearにとって記念すべき1stシングル。ポップでキャッチーな1曲でありながら、些細なニュアンスに彼らのこだわりが滲む。これからの躍進を期待するには十分な仕上がりだ。