クラシックを身近に感じさせる、Ayasaの表現
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はAyasaをご紹介します。
柔軟性の高い演奏で魅了する
別世界のように思える物事を自分ごととして手繰り寄せるのは、ほんの少しのきっかけだったりする。ロック・ポップスヴァイオリニストとして世界で活躍しているAyasaは、敬遠されがちなクラシックやヴァイオリンを身近な存在に感じさせてくれるアーティストだ。
両親の意向によって、3歳の頃からヴァイオリンをスタート。クラシックのコンクールで受賞歴もある彼女だが、中学生のときにボランティアで行った老人介護施設での演奏をきっかけに、たくさんの人に開けたヴァイオリンの音楽に興味を持つようになっていった。
圧倒的なスキルもさることながら、Ayasaの魅力は時と場合に応じた魅せ方・聴かせ方にあるだろう。オーディエンスの空気を察し、どれくらいパフォーマンスをした方がいいのか、演奏に注力した方がいいのかを考え、ステージに還元していく。柔軟性の高い演奏こそ、彼女の強みなのだ。
先日配信が開始された『LIVE IN JAPAN ~ SYMPHONIC METALLIZATION』は、2020年1月に開催された『SYMPHONIC METALLIZATION』からAyasaのライブ部分を収録したもの。メタルなサウンドに重なるヴァイオリンは、高貴かつ伸びやかに楽曲の雰囲気を引き締める。ライブ音源ならではの、生の空気感も楽しみながら聴いてほしい。