ミツイシザイバツが打ち出す、ダークネスな世界観

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はミツイシザイバツをご紹介します。

陰りの世界と向き合って

ダークで荒廃的な世界観を特徴とするアーティスト、ミツイシザイバツ。音楽プロジェクト「鳥籠の中で僕たちは、」にも取り組んでいるギタリスト、raynによる新たなプロジェクトだ。

ミツイシザイバツは「暗く黒いモノの正体を暴こうと、音楽を始めとした様々な表現方法を検討・模索・実践する中で生まれた」とのこともあり、アートワーク・楽曲ともに強く陰りを感じさせる。サイケデリックなサウンドは、行き場の失った感情が荒れ狂い、言葉もなく叫んでいるよう。また、ギタリストという特性を活かしたソロパートも彼の持ち味と言っていいだろう。

先日配信が開始された「ゲダツ」は、記念すべき1曲目となる作品。救いのないこの世を嘆くリリックは、逆に「救われたい」という想いを色濃く映し出す。逃げ出したい日々がある人にこそ、聴いてほしい。