アカハナが魅せる多面的な個性

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はアカハナをご紹介します。

三人で作り上げる個性

埼玉県発、スリーピースロックバンド・アカハナ。
1stアルバム『カストリ酒を呑みながら』は、3人が重ね合わせるバンドサウンドを存分に感じることのできる作品になっている。

先行シングルとしてリリースされていた『深夜徘徊 / 閃光日記』を一聴しても分かるように、エッジの効いたギターフレーズと個性を光らせるベース、バンドを軽やかに支えるドラムが絶妙なバランスで噛み合い、洒落たロックサウンドが心地よく耳に残るのがアカハナの魅力のひとつだろう。また、Gt&Vo. 賢木ナオの気怠さを纏った透き通るハイトーンボイス、そうして歌い上げられるメロディラインが癖になるリスナーもきっと多いはずだ。

加えて、ソリッドさが全面に出た楽曲だけではなく、アルバムのタイトルトラック『カストリ酒を呑みながら』や『九月二日』のようなノスタルジックな一面も魅せてくれるところにも惹かれてしまう。さらには、ベースのカズマ・イーゼンがリードボーカルを務める『さよなら、ジョン・レノンよ』まで収録されており、彼らが持つ多面性と個性をたっぷり感じられるアルバム。全7曲を通して聞き込み、3人が織り成すサウンドをじっくりと味わって欲しい。