カッコよさのバランスを追求する鼻の穴デカ太郎

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は鼻の穴デカ太郎をご紹介します。

ジャンルの壁も飛び越えて

「ダサくてカッコいい音楽を作る」を信条として活動しているソロアーティスト、鼻の穴デカ太郎。2枚目のシングルとなる『ドライビング』をリリースした。

愛おしい人との深夜のドライブをテーマにしたこの1曲。アーバンな空気を感じるトラックでは、リズムの心地良さと小気味よいカッティングを聞かせるギターが見事に噛み合っており、2人きりの車内に漂う静かなときめきを伝えるようだ。また、HIP HOP、R&Bなどにも影響を受けているというところからくるファンキーさと、ギターロックの高揚感、夜を描き出すチルな空気がそれぞれ絶妙なバランスで溶け合い、聞き手の心を惹き付けていく。
鼻の穴デカ太郎による歌声と歌詞は、愛する人への気持ちをどこまでもストレートに伝えており、その熱さは彼が掲げている「ダサくてカッコいい」という言葉にも通ずるポジティブな愚直さを感じることができる。

音楽的なジャンルや、ダサさとカッコよさ、そういったものの狭間を楽しく渡り歩きながら、これからも音楽制作を続けるであろう鼻の穴デカ太郎。今後の作品にも注目だ。