自然と吸い寄せられる、Robbie Duncanのグルーヴ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はRobbie Duncanをご紹介します。

楽しめる音を目指して

大阪を拠点にビートメイカーやプロデューサーとして活動している、Robbie Duncan。90年代の終わりにラッパーとしてのキャリアをスタートさせたが、理想の高さから早急に脱線。現在では「音楽を楽しみたい」という想いを大切に、クリエイティブと向き合っている。

先日配信が開始された『Green Hill』は、宮城を拠点に活動しているラッパーの凡度を迎えて制作された1枚。矢継ぎ早に繰り出されるフロウが印象的な「Green Hill」は、爽やかなサウンドに凡度の深い声質が映えるナンバーだ。繰り返される「turn it up!」と「足りない」には、自然と体がリズムを刻んでしまうはず。

一方で「Wanna Be」は、気だるげなテンポに刻まれる固い韻がクールなスローチューン。会社員としての日々も過ごしながら、ラッパーの一面を持つ凡度ならではのリアルが滲みでた1曲だ。いずれの楽曲も無意識に身体が吸い寄せられるグルーヴが流れているので、Robbie Duncanと凡度によって生み出された世界に、ぜひ身を委ねてみてほしい。