リスナーの心を解放する、ACMEのサウンド

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はACMEをご紹介します。

カオスな情景を描いて

進化の頂点・絶頂を掲げる4ピースロックバンド、ACME。デスボイスを多用し、カオティックなサウンドを展開する彼らは、日常のなかで鬱憤をため込んでしまったリスナーの心を解放する。

先日配信が開始された「百色輪廻」は、ACMEのダークサイドが描かれたナンバー。産み落とされた世界で、悩み苦しみ、それでも進んでいく。影に飲みこまれ、目に映る世界の色が混ざり合い、信じるものがわからなくなったとしても、現世を生き抜くのだという覚悟が刻まれた1曲だ。

ミステリアスかつ重厚感のあるサウンドは、混沌とした世界に踏み入れた情景を描いているよう。重みのある音作りを中心としているからこそ、高音で鳴るフレーズがより妖しさを演出する。ビートがバッと切り替わり展開されていくヘドバン×シャウトのパートも、楽曲にメリハリをつける聴きどころだ。