Arataが掻き鳴らす、エネルギッシュなロックンロール

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はArataをご紹介します。

クセにグッドメロディーを掛け合わせて

2018年2月に活動を開始した、札幌を拠点とするマルチグルーヴ3ピースロックバンド、Arata。ヤマモトアラタ(Vo/G)が大学生の頃に、サークルの先輩であったドラマーと高校時代にコピバンをしていたときのベースを誘う形で結成。その後、何度かのメンバーチェンジを経て、現体制となった。

先日配信が開始された「わがままなBoy」は、彼らにとって6作目となるシングル作品。“子どものまま大人になったような人物”をコンセプトに、怖いものなしの無邪気な青年を描いた。

サイケデリックかつ攻撃的なギターとベースは、予測不可能で自由なキャラクターをそのまま映し出したよう。クセの強いサウンドにグッドメロディーを重ねて緻密なバランスを取るスキルには、ヤマモトが影響を受けたTRICERATOPSの面影も感じさせる。エネルギッシュなロックンロールに、自然と体が乗せられてしまう1曲に仕上がった。