COR!Sが操る表現とストーリー

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はCOR!Sをご紹介します。

コンセプトにたっぷり浸って

コンポーザー／3DCGアーティストであり、そのほか音楽や表現、プロモーションに至るまでの様々なスキルで活躍中のマルチアーティスト・COR!S。
2024年5月に発表された『TAKE FAKE LAKE』は、“架空の湖畔のリゾート宿泊施設〈レイクサイドメモリー〉に訪れた男女の旅物語” をテーマにしたコンセプトアルバムだ。

楽曲順にストーリーが宿り、移り変わる音と情景を楽しめるこの作品は、作曲／編曲／アレンジ／歌唱／ミックス／マスタリングの全てをセルフプロデュースでこなし、またオーケストレーションとエレクトロミュージックを軸に多様なジャンルを扱うCOR!Sだからこそ実現できる表現に満ちている。透明感の中に熱を孕む音と甘い歌声で男女のロマンスを感じさせる『071022.raw』のような楽曲から、ソリッドな電子音と激しいビートがストーリーの変化を魅せる『Boy meets SS』といった楽曲まで、彼女が操る音の幅広さとそれによって描き出す世界の豊かさに聞き惚れずにはいられないアルバムなのだ。

そして、サウンドはもちろん、アートワークからも楽しめるのがCOR!Sの作品であることを忘れてはならない。楽曲オフィシャルムービーの公開やダウンロードコード＋アートワークカードセットの販売など、視覚からも『TAKE FAKE LAKE』の世界に浸れる試みが用意されているため、ぜひ併せてチェックしてほしい。