SAKIが届ける、在るだけで愛おしいということ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSAKIをご紹介します。

温かな歌声に願いをこめて

役者とシンガーソングライターの両軸で活動する表現者、SAKI。小学4年生の頃に目にしたMIYAVIのギタースラップをきっかけにギターをスタート。以降は、部活で演劇、趣味で弾き語りというスタイルで、両方の道を諦めることなく努力を続けてきた。

先日配信が開始された「瞬」は、映画『明日を綴る写真館』の主題歌。役者として作品に参加していたSAKIが、撮影中に浮かんできた詩を監督に見せたことがトリガーとなり、主題歌への起用に結びついた。

歌詞に綴られているのは「ただ在るだけでこんなにも愛おしいという想いがどうか伝わってほしい」という気持ちだ。作中で共演した平泉成から受け取ったピースフルなインスピレーションが、余ることなく言葉に落としこまれている。それを、歌い上げるSAKIの歌声も柔らかく、祈りのようにリスナーの心に響く。すべてが嫌になってしまいそうなとき、そっと掬い上げてくれるような1曲だ。