Resonanceが鳴らす、瑞々しい轟音

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はResonanceをご紹介します。

パンクに生き様を乗せて

2022年4月に東北大学軽音楽部アステロイズにて結成されたメロディックパンクバンド、Resonance。90年代のエモやポストハードコアから影響を受けた、武骨でエネルギッシュなサウンドをかき鳴らしている。

先日配信が開始された「Everything sucks」は、2024年6月にリリースされた『WAR IN MY POCKET e.p.』に収録された1曲。自分のやりたいように生きていく様を、爆発力のあるパンクに乗せて描いた作品となっている。

ハイハットの合図をきっかけに楽曲が封切られると、待ち受けているのは瑞々しい轟音だ。掻き鳴らされるギター、叩きこまれるドラム、安定感をもって底を支えるベース。音は絶えず回転し続け、リスナーを引きこんでいく。時にがなるように声を張りあげるボーカルも、淀みのないサウンドのなかで耳に残るアクセントになっている。示唆に富んだ歌詞に表現の余白を感じる、パワフルなナンバーに仕上がった。