えいぷが構築する、ビビットでドラマチックな世界

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はえいぷをご紹介します。

刺激がギュッと濃縮

2023年10月に初投稿したボカロP、えいぷ。可不や初音ミク、重音テトといった様々なボーカロイドを用いて、ポップな楽曲を生み出すクリエイターだ。

先日配信が開始された「頭ン痛」は、彼にとって6作目となる楽曲。片頭痛をテーマとした、サイケデリックなサウンドが印象的なアッパーチューンとなっており、様々な音が入り乱れるトラックを、ハツラツとして芯のある重音テトの声がスカッと抜けていく。

えいぷが得意とするビビットな世界観とドラマチックな展開は、今作でも健在だ。音の厚みやリズムを巧みに操ることで抑揚を描き、聴いていると引きこまれる音楽を作り上げる。“フルテンで痛覚 ディストーション”や“耐えきれずオーバードーズ”などのキラーワードが散りばめられた歌詞や“魂の低気圧ソロ”と名付けられた中間部のギターソロにも注目だ。