メロウなトラックに揺れる、佐久間 龍星の深い歌声
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は佐久間 龍星をご紹介します。
人生経験を声に乗せて
1997年生まれ沖縄県出身のシンガー、佐久間 龍星。クリスマスにギターを手にしたのをきっかけに独学で演奏技術を習得し、弾き語りシンガーとして路上ライブからアーティスト活動をスタートさせた。もともとはポップスよりだったが、2020年の春以降はR&Bに傾倒し、艶やかな歌声を存分に活かしている。
先日配信が開始された「Ame_No_SeiDe」は、PUSHIM率いるレーベル「Groovillage」プロデュースの元、Magnum RecordsのKilla Namiがビートメイクを手掛けた1曲。シンセサイザーが鳴り響くサウンドに、グルーヴィーなベースや焚火の音色のスパイスが利いた、メロウなトラックとなっている。
落ち着いた声色で幕開けしたかと思えば、フックでは一気にエモーショナルに。何度も繰り返される“雨のせいで”“君のせいで”は、メロディックなラインに導かれて脳内リフレインすることだろう。活動拠点を沖縄から東京へ移し、いろいろな出来事と直面するなかで深みの増した彼を感じられるナンバーだ。