ノスタルジーを放つ、ネアック テアックの懐郷オルタナティブ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はネアック テアックをご紹介します。
今聴きたい懐かしさを
オルタナやフォーク、ポップスといったエッセンスを掛け合わせ、“懐郷オルタナティブ”を鳴らすバンド、ネアック テアック。2022年に安田燎台(Vo./Gt.)を中心として結成され、初ライブを行って解散したものの、2023年12月にはサポートメンバーを迎えて再結成。素朴でありながら温かいだけではない、生身の音楽を響かせている。
先日配信が開始された「すきま風」は、3ヶ月リリースのラストを飾る作品。1st EP『Neak Teak』で提示した“懐郷オルタナティブロック”へ回帰した、懐かしさと今っぽさが融合したナンバーとなっている。
爽やかなギターカッティング、軽快なドラム、歌心のあるベースと、楽器演奏はロックバンド然とした佇まいである一方で、一癖あるボーカルにはフォーキーな哀愁が香る。古風な成り立ちをした歌詞と現代の潮流を感じさせるメロディーが融合されることにより、独特な雰囲気が生み出されているのだ。ひとつひとつのパートを注視しながら聴きこみたい1曲である。