白神真志朗がドラマチックに描く、恋の終わり
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BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は白神真志朗をご紹介します。
揺れ動く心情を映し出して
シンガーのみならず、トラックメーカーやベーシストとしても活躍しているソロアーティスト、白神真志朗。もともとはロックバンドのメンバーとして活動していたが、2017年に現在のスタイルへ。生々しいワードセンスと自身のルーツやキャリアを掛け合わせたサウンドで、一筋縄ではいかない独自の色を放つ音楽を紡ぎだしている。
先日配信が開始された「テンペラメント」は、トラップのビートとJ-POPの融合を目指して制作された1曲。ピアノとシンセサイザーのフレージングが印象的な楽曲となっており、鍵盤を巧みに使い分けることで、作品をドラマチックに演出している。
また、歌詞においては、お互いを大切に想いながらも理解しあえないふたりを描写。“感情の起伏が激しい気質”を表す「テンペラメント」というタイトル通り、荒々しく揺れ動く心情が描かれていく。“夜中の無意味な会話/何かが終わる音がした”や“誰でもいいわけじゃないことはわかっているけど”など、恋の終わりに直面したことがある人には、きっと引っかかるフレーズがあることだろう。