心を軽くするSHINOの歌声

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSHINOをご紹介します。

憂鬱にじっくり寄り添う

東京を拠点に活動するシンガーソングライターであり、アコースティックギターの弾き語り、ヒューマンビートボックスなどマルチな才を持つSHINO。4作目のシングルとなる作品『嫌になっていく』が、2025年1月11日にリリースされた。

アコースティック・セッションユニット「ぷらそにか」で活動をしていたRYOEMが作詞/作曲/編曲を、アカペラ・ビートボックスシーンで活躍するShimo-RenがEdit/Mix/Masteringを担当したこの楽曲。強く跳ねるビートとピアノや弦楽器の華やかさが混ざり合い、爽やかな印象を与えるサウンドとSHINOのなめらかな歌声とは対照的に、歌詞の中では上手くいかないことへの苛立ちが語られる。等身大の毎日だからこそ、ふと理想を想ったときに感じる大きなギャップ……それはいとも簡単に気持ちを萎縮させてしまう。
日常に潜むそんな瞬間にすっと寄り添い、嫌になっていってしまうばかりの日々さえも肯定してくれるのがこの1曲だ。

優しく耳馴染みの良いSHINOの歌声は、後ろ向きに傾いてしまいそうな心をふわりと軽くする。希望を見い出せなくなってしまいそうなあなたに聞いてほしい歌がここにある。