堤裕介が紡ぎだす、哀しみの香る音

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は堤裕介をご紹介します。

一貫性とバラエティで魅せる

1991年に東京で生まれた作曲家、堤裕介。アンビエントやオルタナティブをベースにしながら、ロマンティックかつドラマティックなアプローチで紡がれていく楽曲群は、ジャンルの枠を軽々と越えていく。自身のクリエイティブはもちろん、映画やドラマなどへの楽曲提供も精力的だ。

先日配信が開始された『ドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」オリジナル・サウンドトラック』は、情報屋と記者が謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンスドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』の使用楽曲がまとめられた作品。曲ごとにガラッと雰囲気の違うサウンドが、堤裕介の引き出しの多さをまざまざと物語る。

切なさを漂わせたり、おどろおどろしく暴れてみたり、あの手この手でリスナーを楽しませてくれる1枚といっていいだろう。全作品に一貫した彼が得意とする“哀しみの音”に浸ってほしい。