ターニングポイントで響く、Lilla Flickaの愛の音楽
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はLilla Flickaをご紹介します。
今だから紡げたバラード
スウェーデン語で“⼩さな⼥の⼦”を意味する名を持つ、ストックホルム出身のバイリンガルシンガーソングライター、Lilla Flicka。幼い少女が無邪気に音楽で遊んでいるような、ジャンルの枠に捉われないアバンギャルドなクリエイティブを続けてきたアーティストである。
先日配信が開始された「Overflow」は、ブライトで温かなサウンドに祈りのような言葉が降り積もっていくバラード。2022年以降音楽活動を休止しているトオイダイスケにとって、活動休止前最後のレコーディング作品でありながら、Lilla Flickaにとってもライブ活動休止前最後のリリース楽曲となっている。
音数が決して多くない空間的な音像は、ふんわり優しくリスナーを包みこんでいくよう。丁寧に紡がれた歌詞も愛に溢れ、じんわりと心の奥底へ染みこんでいく。「人生に無駄なものなどひとつもない」なんていうと安っぽく聴こえてしまうかもしれないが、ここまで音楽と共に息をしてきたLilla Flickaだからこそ生み出せた1曲なのだろう。忙しない日々に疲れたとき、ありのままの自分を受け止めさせてくれるナンバーだ。


Lilla Flicka
KOGUMA Sound