新世界で放たれる、冬野ななせの初期衝動

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は冬野ななせをご紹介します。

真っすぐな音楽を

24年7月よりソロ活動を始めたシンガー、冬野ななせ。かつて“命を唄うアイドル”であるmay in filmに属し磨き上げられてきた表現力を活かし、熱のこもった音楽を世に放っている。

先日配信が開始された『7err1tory』は、彼女にとって初となる音源作品。全5曲の作詞作曲、トータルプロデュースを冬野自身が手掛けた渾身の1枚だ。

楽曲に詰めこまれているのは、新しい世界が開けたときならではの初期衝動。初のオリジナルソングとなった「melody」を筆頭に、様々なテイストのサウンドに乗せて、飾り気のないありのままな言葉たちが紡がれていく。なかでもラストを飾る「その心臓に届くまで」は、冬野がステージを志したきっかけを歌ったナンバーとなっており、《夢中で歌いたいんだ》という強い想いがひしひしと飛んでくる。音楽と真っすぐに向き合い進んでいく、リアルタイムの冬野ななせを感じてほしい。