2000年代に立ち戻るLilniina & Yackle

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はLilniina & Yackleをご紹介します。

同世代のムードを共有して

2020年から本格的に始動、hyper popな音像とY2Kなファッションやキャラクター性によって同世代からの人気を集めるLilniona(リルニーナ)と、奈良県出身、2013年からDJとして音楽活動を、2015年夏からは作曲活動をスタートし成熟したキャリアを持つDJ/プロデューサーのYackle(ヤックル)。
近い景色を見て育ち、それぞれの領域を突き進むふたりが5年振りのタッグを組んだシングル『DOLLY WINK (Prod. Yackle)』が現在配信中だ。

平成ギャルカルチャーを愛する人ならば誰もがわかる“DOLLY WINK”のキーワードを軸に、つけまつげというモチーフを通して女の子ならではの心情を描いたこの楽曲。化粧を楽しむことから生まれるときめきと、同時に存在する弱い自分/ありのままの自分を武装する気持ち……そのどちらもを内包して揺れるメンタリティが、当事者だからこそのリアリティを持って紡がれている。
また、Lilniinaのハイパーポップできらめきに満ちた音に加え、アップテンポでダンサブルな要素をYackleが補完したことにより、エモーショナルでありながら激しく踊れるキラーチューンに仕上がった。

5年前にリリースされた初タッグ作品『Gotcha! (feat. Lilniina)』も併せて聞くと、LilniinaとYackleそれぞれのこの5年間の成長やムードの変化を楽しむこともできる。まだまだフレッシュなエネルギーとともに確かな実力を持つ2人のアーティストからまだまだ目が離せない。