奥行きのある美を奏でる、Celezenka

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はCelezenkaをご紹介します。

音楽で共鳴する鬼才たち

2021年、Yosuke Sugiuraを中心として始動したオルタナティブロックバンド・Celezenka。2024年にリリースしたEPを、30年以上のキャリアを持つフォークロックバンド・Pervencheのサイトウマサトがリマスターした作品『Songs For Consumption』が、現在各サービスで配信中だ。

美しくも妖しげなアルペジオが音のヴェールのように積み重なる耽美な『Consumed Life』から幕を開けたかと思えば、歪んだギターと気怠い歌声が吹っ切れた爽快感を帯びる『Invest in Me!』、タイトなドラムと繰り返されるギターフレーズが聞き手を深層へと誘う『When My Thought Realize』と幅広い音楽性をたっぷりと魅せ、最後には仄暗くも凛としたメロディラインが耳に残る『Confession』のフェードアウトで幕を閉じる、ソリッドな全4曲からなるこのEP。フロントマン・Yosuke Sugiuraが吸収してきた音楽の横断と探究を感じながら、新たに芽吹く美しさにも触れられる作品になっている。

もちろん、サイトウマサトのリマスターによる仕上げも忘れてはならない。2人の美的感覚と才能が呼応し合い、繊細なバランスで成立する芸術がここにある。