おがわもみじが音で描く、人生の流れ
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はおがわもみじをご紹介します。
ドラマチックな情景を
国立音楽大学ジャズ専修を首席卒業したジャズピアニスト/作編曲家、おがわもみじ。ルタナティブ・ロック・バンドのutari、作曲ユニットのミジンコ論争、音楽プロデュースユニットのphonΦnohqとしても活動しており、柔軟な発想でクリエイティビティを発揮している。
先日配信が開始された「Everflowing Time and Tide」は、『方丈記』の冒頭フレーズ「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」から着想を得た1曲。彼女が持つ「音楽は時間であり、時間は河であり、人生もただの波である」という思想が、感受性豊かなビックバンドサウンドで描かれている。
物語の扉を開くのは、落ち着つきのなかにワクワクとしたリズムを内包したピアノだ。その音に招かれ、ひとつまたひとつと音が増えていくと、音楽はドラマチックに流れだす。次々にバトンタッチされていくメロディーは、それぞれの人生が時間の波に乗って流れ、交わっていく様を描いているようで面白い。ひとつひとつの楽器に愛しい人を重ねながら、身を委ねたいナンバーだ。
