4宵8二2がKSKと刻む、空虚を振り切る覚悟

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は4宵8二2をご紹介します。

生々しい表現で

ラップや歌唱のみならず、ギタープレイや楽曲制作まで行うアーティスト、4宵8二2。人生を切り落としたようなリリックと感情を全ベットしたパフォーマンスは、人々のなかで抑圧されている感情を否応なしに引っ張りだしていく。

先日配信が開始された「void」は、ジャージー・クラブのグルーヴにポストロック的なギターサウンドが重なる1曲。客演にKSKを招き、迫りくる現実に苦悩しながらも空虚を振り切っていきていく決意を描き出した。

ポップで清々しいサウンドとは裏腹に、リリックは胸が引き裂かれそうなほどに生々しい。自身の人生経験をまざまざと差出し、そのうえで《下らねえノイズ 掻き消し示す》と覚悟を魅せていく。なおかつ、フロウスタイルが柔軟で、メロディックにまとまっているのも面白い。本質的なものもキャッチーに昇華できるのだと、示唆するようなナンバーだ。