言葉の響きを活かした、Frozen Gapのサウンドメイク
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はFrozen Gapをご紹介します。
歌も楽器のひとつとして
生きていると何事も器用にこなすタイプに出会うこともあるが、Frozen Gapを手掛ける川原悠太朗もまさしくそのタイプだ。様々な楽器を操り、レコーディング、ミックスのほとんどを自身で行う。
そんな彼の面白さは、響きを大切にしているところだ。シンガーソングライター名義の活動では日本語特有の情緒や切なさを切り出し、バンド活動では英語ならではの流れる発音を巧みに扱う。意味を持つ言葉として用いるだけに限らず、サウンドを生み出す楽器のひとつとして意識が強く根付いているのだ。
先月リリースされた「Morining Glow」は、独特なベースラインとふわふわしたシンセサイザーが印象的な1曲。間を意識して作られた爽やかなサウンドは、凛とした冬の朝にもぴったりだ。2020年に30才を迎える彼の新章をリードする作品になることだろう。
●こんなアーティストが好きな人におすすめ●
・Nulbarich
・The fin.
・Ghost like girl friend
・Emerald