真髄に迫る、ザ・リラクシンズのロックンロール

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はザ・リラクシンズをご紹介します。

愛や敬意がなせるパフォーマンス

かつて忌野清志郎は「今日と明日と明後日のことぐらい考えてればいいんだよ」という名言を残した。“遠い未来を嘆くより、ちょっとだけ先のことを考えて命を燃やしていればいい”とでも投げかけるような一言。それがスッと脳裏をかすめたのは、ザ・リラクシンズのロックンロールを聴いたからだ。

彼らは2016年の夏に、兵庫県西宮市で結成された4ピースバンドだ。何度かのメンバーチェンジを経て、2019年12月に現在の体制での活動に至った。
ザ・リラクシンズの魅力は、真髄のあるロックンロールを鳴らしているところではないだろうか。最近流行りのロックバンドの表層を掬い、それっぽく聴かせるのではなく、そもそものルーツに立ち返り深い表現を追求する。愛や敬意がないとできないことを当たり前に行い、次の世代に繋ごうとしている。そんな姿勢が演奏や音に表れるからこそ、彼らはどうしようもなく魅力的なのだ。

先日配信された「ロックンロール」は、11月27日に発売された『モーニングコールフロムザリラクシンズ』の1曲。1月1日より行われている10周連続配信の第4弾だ。情けなさを愛せる歌詞と爽やかなサウンドは、どんよりした気分を吹き飛ばしてくれることだろう。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・忌野清志郎
・エレファントカシマシ
・突然少年
・アフターアワーズ