食べ物を通して見せる、166cmの伝えたい世界

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は166cmをご紹介します。

人と食べ物が好きだから描ける物語

“衣食住”なんて言葉があるように、“食”は生きることに必要不可欠な要素のひとつだ。嬉しくたって悲しくたって、私たちは生きるために食べる。そんな食事、延いては食べ物をテーマとして持っているのが、ポップバンドの166cmだ。

彼らの魅力は、何の変哲もない食べ物に物語を与えるところだろう。カレーライスでは一人暮らしのやるせなさを、チーズケーキでは2人で生きる幸せを軽やかに描いてみせる。食べることも人も大好きなゆみのだからこそ表現できるストーリーが、作品のなかで息をしているのだ。
また、美味しい音楽であれば柔軟に吸収して、自分たちのクリエイティブに反映してしまうのも彼らの強みのひとつ。ロックやフォーク、ヒップホップなど、興味が惹かれたものは食べてみて、自分たちらしいレシピを考案しリスナーに届ける。「こうでなければいけない」という概念がないからこそ、彼らの音楽は常に自由なのだ。

先日配信が開始された『美味しい恋/チーズケイク』は、彼らが2019年に行っていた12か月フードソングリリースの中の2曲。どちらも一聴しただけで情景が思い浮かぶようなエモーショナルな作品に仕上がった。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・JUDY AND MARY
・フレンズ
・chelmico
・Crahs